社名や商材は伏せておきます。
特定して非難するのはどうかと思うので。
と言うより特定することで逆恨みされちゃ困るので(笑)
営業マンさんが来る数日前、若い女性からのアポ取り電話がかかってきました。(よくあるパターンですね)
もうね、マニュアル通り感がすごかった。
「○○の取り扱いをしている会社なんですが…」
「あ、ウチはこういう状況ですので当面必要ありませんので」
「お客様のような状況の方に対しても、うちではこういう制度がございますので大丈夫ですよ」
こう言われればこう返せ的匂いがプンプン。
「お客様には絶対損のない内容となっております」
絶対損がないって言い切っちゃってるよ。
どれだけのメリットがあるか、支払う額に対し商品やサービスの内容はどうか、そしてそれが得なのか損なのかなどはこちらが決めること。売る側が決めることじゃない。
だって消費者側に絶対損がない商品ならアポ取らなくても売れますよね。
そんな商材があるのなら私に売らせていただきたい(笑)
しかも電話口の女性、余裕がまったく感じられない。
こちらの状況をしっかり聞き入れ、咀嚼した上で話すという感じではない。
必死感ありすぎ。マニュアルにしたがって何としてもアポを取らなければってのがひしひし伝わってくる。
ちょっと痛々しい。
ノルマも相当キツいんだろうなといらぬ心配までしてしまう。
で、どれだけメリットがあるのか、果たして本当に何の損もないのか、検証するために営業さんに来てもらいました。
この時点で契約する確率0.1%ぐらい。
で、話を聞き始めたんだけど、営業マンさんもマニュアル通り。
一般的なメリットばかり並べ立てる。
この時点で契約する確率ゼロ。
ウチの状況などお構いなし。
もちろん契約前提で話を聞いているわけではないので、こちらの状況もきちんとお話しし、「ですから必要ありません」ということを伝えても引かない。
「例えばですね…」
「私ならばですね…」
「もしですね…」
その後出てくるのはすべて仮定の話ばかり。
契約したことで抱えるこちらのリスクや、わが教室の現状で他にかけるコストを差し置いてまでその商品を使う根拠がない点などはまったく無視。
もう必死さに笑えてきて、「いや、だからね…」って半笑いで反論。ちょっと感じ悪かったかも。
さすがにこちらが引かないって思ったのか、営業さん「ちょっと会社に電話かけていいですか?」ってその場で電話。
「今来てるんですが…、こういう状況で…、ちょっと難しいと言うことなんですが…」
目の前でこちらの状況をすべて報告してんの。さすがにこれは失礼だな。あえて何も言わないようにしたけどもうビックリしたよ。
で、電話を切ったと思ったら次に出た言葉が…
「電話の内容をすべてお伝えしますね。他の学習塾さんでも悩んだ末に導入されて喜んでくださっている方がたくさんおられます。コスト面など、最初に抱く心配は皆さん同じだと思うんですね。」
ダメだこりゃ。
「そりゃお金をどこにかけるかとか、必要のないところにお金はかけたくないって思いなんかは皆さん同じなのは当然ですよ。私が言ってるのはそうじゃなくってね、開校何年も経ち生徒が100人いる塾と、開校わずか2ヶ月でこれからが勝負と必死になっている塾をどうして同じ土俵に上げるのですか、ってことなんですよ」
「…確かにそうですね」
もうね、顧客視点のかけらもないの。売ることに必死。
トークも「どうやったら契約にこぎつけることができるか」しか考えていないのが手に取るように感じられる。
どう切り出してもこちらが譲歩しないもんだから、さすがに万策尽き果てたのか、それからはこの塾のことを聞いてきた。
その後は気付けば学習塾の現状、この塾の理念など、こちらが独演会。
これ、必要なかったなと後悔中(笑)
で、2時間の激闘の末、帰っていかれました。
契約取れなかったもんだから帰ったら上司に怒られるんだろうな、とちょっと心配しながらお見送りしました。
後でネットで調べてみると、この会社、契約取れなかったら交通費も自腹って噂が…。
あー!契約する可能性ほとんどないのに呼んでしまってごめんなさい。
今回のこの会社は強引営業で結構有名な会社。
たぶん社風もスーパー体育会系なんだろうな。
でもいつも思うんだけど、こういう会社の営業さんって、仕事の意義をどこに見出しているんだろう。
売り上げやノルマ、自身の給与だけしか考えてないのかな。
営業さんが必死に売ろうとすればするほど、お客は引いてしまうわけで。
顧客視点で提案をし、お客様に喜んでいただくことこそ仕事のやりがいって思えなければ辛いだけだよね。
うちの教室も開校2ヶ月だからこれからの塾。
そりゃ必死になります。
でもね、必死になるのはマーケティング。
だって知ってもらわないとスタートラインにすら立てないんだから。
セールスには必死になっていません。
どこにも負けないよい商品(システムや指導スキルなど)があるという自信を持っているので、お客様の目で見て判断していただければよいと思っています。
「どうぞ見てください。見た上でご検討ください」ってスタンスです。
対生徒・対保護者だけでなく、これからお付き合いのある業者さんにおいても、売り込みに必死になって契約を取ることがすべてと考えているようなところとは取引したくないですね。
個別指導学院プレストは埼玉県所沢市の個別指導塾です。
最寄り駅は狭山ヶ丘駅です。
お近くにお住まいで現在学習塾をお探しの方、ぜひ一度お越しください。
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