生徒への声かけについて

今日はいつもよりポスティングを頑張り、2日分をすべて配布し終えることが出来ました。

明日とあさっての土日はテスト対策の勉強会を行うから、日中も生徒対応の時間になるのでね。

これで予定の配布枚数すべて終了。

また来月になったら夏期講習チラシのポスティングを行います。

夏のポスティングは地獄なんだよねぇー。

昨年も某学習塾に勤務してたんだけど、夏のポスティングで熱中症になりました。

気をつけないと…。



昨日ブログで生徒対応、特に声かけについて書きました。

すると以前の学習塾仲間から電話が。

「モチベーション向上につながるような声かけって、何か特別なことをされてるんですか?具体的にはどういう風に接しておられるんですか?」って。

「うーん、特別な秘策はあるわけじゃないんだけど…具体的にって言われても必殺の文句があるわけじゃなく、その都度の応対の中でちょっとしたことに気をつけているだけだし…。まあ思い起こしておいて、明日のブロクにアップするからそれ読んで」

って感じで電話を切りました。

で、今日はそのネタを。



まず、生徒に対しては客観的というか傍観者的というか、そういうスタンスでは話さないようにしています。

例えばテスト前の生徒に対しての激励をしたいと思った時。

「テスト勉強頑張ってね」とは言わず、「テスト勉強頑張ろうね」と言うようにしています。

本当に些細な言い回しの違いです。

「頑張ってね」には、『あなたは頑張りなさい。私は関係ないけど』という、他人事のようなニュアンスがあります。

それに対し「頑張ろうね」は『一緒にやろうね』という、自分のこととして捉えているニュアンスがあります。

こういうちょっとしたところに一番気を配っています。

もちろんこの一言で生徒の意識が変わるわけではありません。

でも常に『一緒にやっていこう』『いつでも支えるよ』というニュアンスを含む言い方をしていると、生徒のほうは「先生のためにも頑張ろう」となります。

これが余計なプレッシャーになるという気もするかもしれませんが、人間は誰でも『誰かのために』っていう思いがないと歯を食いしばれないのではないでしょうか。

完全に自分だけの問題であれば、「まあいいか」とつい楽なほうへ考えてしまう。

だからこういうプレッシャーは必要だと思います。

「悪い点数取ってきたら許さんぞ」的なプレッシャーのかけ方は本人を追い込むだけで、無理やり勉強に向かわせるようなことになってしまうので私は使いません。

『先生が期待してくれている』『先生が成績を上げるために一生懸命になってくれている』

そういう気持ちで取り組めるような環境づくりと声かけをやっています。



以前指導していた生徒でこんな子がいました。

今回のテストはちょっと不安が大きいという状態で迎えたテスト前。

毎日塾に来て自習、がむしゃらに挽回して、結果として点数をアップさせました。

結果を見ながら一緒に喜んでいたとき、「よく挽回したよねー」ってしみじみ言うと、笑顔で「だって先生にはひどい点数見せられないから」って。

この言葉すごく嬉しかったですね。

5年前のほんの些細な出来事だけど、鮮明に覚えています。

些細すぎて言った本人は覚えてないでしょう(笑)

何かね、私が期待していたこと、一緒に取り組もうという姿勢で接していたこと、自分のことのように考えていたこと…、そういうことをこの子はしっかり受け止めてくれていたんだなって感じました。



うーん、なんか生徒を引きつけるテクニック的なことを書いているような気になってきた…。

そういうつもりで書いているのではないですよ。

子どもたちはすごく鋭いから、本当に自分のことを考えて接してくれている先生と、表向きだけ繕っている先生とはすぐに見分けちゃう。

これは理屈じゃなく感覚的なものなんだろうね。

だから口先だけで「あなたのことを大事に思ってますよ」なんて言ってみても効果がない。

いや、むしろ逆効果。「本当は思ってないくせに」なんて思われちゃう。

子どもって賢いよ。

面白い先生とは表向き仲良くするけど、いざ困ったときには本当に親身になってくれる先生に頼る。

にじみ出るものを嗅ぎ分けるとでも言うのかな。

我々は常に生徒のことを第一に考え、生徒たちのためならできる限りのことをするっていう感覚で取り組まないとダメってことですね。

その上で上記のようなちょっとした気配りをすれば…、ってことです。



さあこれからがテスト対策本番。

生徒たちのためにがむしゃらに頑張りますよー!






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