先週から始めた保護者面談もすべて終了しました。
今回の面談は、教室スケジュール上に定められた面談としては開校後初めて。
保護者様からいただいたご意見を教室運営や授業に反映させ、よりご満足いただける塾としてやっていくためにも大事な大事な機会でした。
開校して3ヶ月、入塾後すぐに成果が出た生徒なんかは、お母様からも「この塾に通わせて本当によかった」とのお言葉をいただきました。
こちらとしてもそう言っていただけるのは何より嬉しいことです。
これからもその思いをより強く持っていただけるよう、さらに面倒見よく指導をしようと決意も新たになります。
もちろんすぐには結果の出ていない生徒もいます。
勉強するという習慣がこれまでほとんどなかった生徒などは、そのリズム作りから行う必要があります。
そういった生徒の場合は、こちらも腰を据えてじっくり取り組まないといけません。
目の前の問題を解けるようにしても、『わかったつもり』になってしまい、実は本当の理解には至っていない場合もあります。
本当に自分の力で解けるようにするためには、きちんとしたトレーニングを積ませないといけません。
その前提としてノートをきちんと書かせる指導から必要となる場合だってあります。
勉強の苦手な生徒の中には、字を書く習慣がついていない生徒も多いです。
そういう生徒の場合、ノートを取らせる、問題を解くときにノートに解かせる、こういったことから始めないといけません。
しかし、『ノートに書く』ということだけを求めてもダメです。
テキストのページ数や問題番号も書かない、計算過程などを省いて書く、本人ですら読めるかどうかわからないような雑な字で書く…。
これをひとつずつ矯正し、習慣付けていかないといけません。
そうしないとせっかくのノートがただの落書き帳のようになってしまいます。
そんな方針で指導している場合、3ヶ月では効果は「なんとなく…」程度しか出ません。
ウチの生徒の中にもそういったタイプの生徒がおり、根気強く指導をしているところです。
面談の場でもそういうお話をさせていただきました。
保護者様は理解してくださっており、こちらの指導方針にご満足いただけているようでした。
その子、以前に通っていた塾はサボりまくりだったそう。
でもウチに通うようになってから欠席は一度もなし。
それどころか宿題忘れも一度もなし。
これってこの子にとっては結構すごいことのはず。
以前、宿題を忘れずやってくることに対して褒めたことがありました。
「何だかんだ言って忘れずやってくるもんな。偉いよ」
そしたらその子「いや別に、暇だったから」って。
素直じゃないんだよねー(笑)
夏休み期間についても「ほとんど毎日来ると思う。どうせ暇だから」って言ってた(笑)
保護者様も家で「塾はどう?」って聞いたら、「ああ、うん、普通」って言うんだって。
保護者様いわく、「この子が『普通』って言うってことは相当気に入ってるんだろうなって思ってます」だって(笑)
この子、こないだも突然16時ごろにひょっこり教室に顔を出して、「明日から林間学校行くんだけどさー、怖い話教えてー」って。
塾が苦痛な子の行動じゃないよね。
勉強が嫌いな生徒、苦手な生徒ほど、こちらも指導に熱がこもる。
こういう生徒って勉強面で『いい思い』をしたことがほとんどない。
普段から「勉強しなさい」と叱られ、テストがあれば「この点数は何なの?」と叱られ…。
勉強しなければならないことは本人も十分認識してる。
でもできない。
『勉強しない』のではなく『勉強できない』わけ。
机に向かってテキストを開けたところでわからないことだらけ。
解説を見ても何が書いてあるのかすらわからない。
そういう生徒に対しては、つまづきの原因を見つけてあげ、しかも「やってみよう」って気にさせる指導が何よりも大切。
授業で理解させることは当然だけど、それ以上に家庭学習に結びつくようなアプローチも必要。
出来る子なら当たり前のことかもしれない『宿題をやってくる』という行為。
出来ない子にとっては、その子の全力がそこに表現されている。
こういう時こそ褒めてあげる。
次につながるよう配慮してあげる。
そうやって生徒と向き合って、その生徒のことを本気で考えていく。
本気で向き合おうとしているからこそダメな時は叱ることもある。
でも信頼関係が出来ていれば、生徒のほうは反省する。
だって、自分を認めてくれている先生が叱っているんだもん。
そうやって苦労しながらする指導が大好き。
出来ない生徒たちが変わっていく姿を見るのが大好きなんですよねー。
生徒・保護者とも良好な関係が築けているので、「お知り合いで塾をお探しの方がいらっしゃったらご紹介ください」なんてことも気軽に言える。
ある保護者様から聞いた話。
家で「学校の友達で塾を探している子がいたら教えてあげたら?」って言ったところ、生徒のほうは「絶対嫌だ」って。
この塾で成績が上がったし、居心地はいいし。
『自分の塾』『自分の先生』って思いが強すぎて、他の子に知られたくないんだって。
お母様、「あの子、そんな悪代官みたいなこと言ってるんですよ」って(笑)
うーん、嬉しいような残念なような…。
ウチもまだまだ生まれたてのひよっこ塾。経営的なことを考えてももっとたくさんの生徒に来てほしいのが本音。
あんまり面倒見が良すぎるのも考えものなのかなぁー(笑)
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