コロナ禍でのプレストの日常

今日で8月も終わり、プレストでは明日から後期授業が始まります。

例年通りであれば学校も明日から新学期となり、学校・塾とも同じタイミングで切り替えの予定でした。

生徒自身の意識の面でも、その方がきちんと切り替えできるはずですよね。

でも今年はコロナの影響で学校はすでに新学期が始まっています。

プレストの授業は今日まで夏期講習を行っていましたので、生徒は新学期の授業を学校で受けながら、夕方からは塾に来て夏期講習の授業と、ちょっとイレギュラーな形にせざるを得ませんでした。

教室の運営においても今年はいろいろと変更を加えながらの実施です。

「例年この時期にこうやっていたから…」が通じない年。

これ、なかなか大変です。

昨年までやっていた施策を今年はしません、というわけにもいかず。

昨年通りにできるわけではないんだけど、質を落とすことはできないし。

開校年度のように「こういうことをやってみようか」なんて考えながらゼロから作るほうがまだ楽かもしれないなと考えながら、頭を悩ませています。



新しく入塾してくる生徒は例年に比べるとやはり少ないですね。

急を要するわけではない生徒の場合、こういう年になってしまったので、「ちょっと様子を見よう」「来年からにしよう」と考えるだろうから、そのあたりの影響かな。

ただうれしいのは今年に入って誰一人退塾がいないこと。

春の休校時期、教室を開校できないわけだからある程度の退塾は出るだろうなと思ってたんだけど、生徒の退塾ゼロ。(ちなみに講師の退職もゼロ)

そしてそれ以降も誰も退塾していない。

本当にありがたいことです。



教育って対面が基本だと僕は思ってます。

オンラインでも授業自体は可能かもしれないけれど、やはり教室で生徒の顔を見ながらやる指導と比較するとクオリティの面で劣ります。

対面授業がもたらすライブ感や空気感って、授業の要素として本当に大事ですから。

特に僕自身の授業の場合、そこが本当に大きな要素だと自分では思っています。

テンション高く勉強できる瞬間もあれば、めっちゃ集中して取り組む瞬間もある、叱られ反省しつつ取り組む瞬間もある。

場面場面でそういう空気を作って授業をしているつもりです。

直接担当している生徒たちは「確かに!」って分かってくれるんじゃないかなー。

教室で行っている授業も、万が一の場合はオンライン指導に切り替えざるを得ませんが、質の高い指導を提供するためにも、できる限り教室で生徒と向き合っていきたいと思っています。

そのためにも感染予防を徹底しないといけません。



今年の受験生はちょっとかわいそう。

仕方ないこととは言え、例年の受験生のように十分な学習環境を提供してもらえないから。

だからプレストにおいては、例年同様の指導ができるよう、質や量が例年と比べて落ちないよう、できる限り工夫していきます。

受験生のみんな、安心して取り組んでください。



今年は本当に厄介な年になりました。

ただ、人間は厳しい状況に置かれた時にこそ成長できるものです。

生徒たちも我々スタッフも、後になって振り返ったとき、今年という年がそのように思い出せる一年であることを願います。

そのような年にするのは、他ならぬ自分自身です。

不満や愚痴を言う前に、現状を打開する努力を!ですね。




この記事へのコメント