今日は県立高合格発表の日でした。
毎年そうだけど、この日は本当に一日落ち着かない。
結果報告に来る生徒がいるから。
個人的な感覚で言うと、大事なのは「どの学校に進学するか」よりも「進学先で何をなすか」だとは思う。
だから合否なんてどうでもよい、と言いたいところだけど、塾生たちは志望校合格に向けて一生懸命頑張ってきたわけだから、やっぱりその努力は実ってほしいよね。
今年高校受験を終えたある生徒がこんなことを言っていました。
「高校入ったらめっちゃ勉強する。地道に頑張ることがどれだけ大事かってことは受験を通して分かったから」
これ、最高の感想ですよね。
それを理解してもらいたくって塾をやっているまである。
この生徒はどうやら受験当日、問題を解きながらこれまで一生懸命やってきたことが生きているのを実感できていたらしい。
さらにこんなことも言ってました。
「この塾で受験を迎えられて本当に良かった」
この言葉はマジで嬉しい。こちらが学んでほしいと思っていたことをきちんと吸収してくれたんだなと実感できるから。
すべての受験生たちには合否だけではなく、受験に向けて取り組む中で大きな財産を得ることができるんだということが伝わっていればいいな。
今年、高校受験生への年賀状に書いた言葉
「高い壁を乗り越えた時、その壁はあなたを守る砦となる」
一生懸命受験に立ち向かった塾生は、高校生になった時にその言葉が実感できると思う。
高校3年生についても、あらためて振り返ってみると印象深い生徒が多かった。
今年、高3の最後の最後までプレストに籍を置いてくれていた生徒は6名。
そのうち4名がプレストに入塾したきっかけが「数学がわからない!やばい!」でした。
そしてその4人中、なんと4人全員が最終的には数学を一番の得意科目にしてくれました。
この生徒たちは「取り組んだら取り組んだ分だけ自分にとってプラスになる」というのを感じ取ってくれていたはず。
きっと進学先でも自分のすべきことにはしっかり向き合い、さらに成長してくれることでしょう。
そんなこんなで、公立高受験を終えたことで今年の受験シーズンもようやく終わり、新たな年度が始まったなと実感できます。
この仕事、業務の内容でいうと毎年同じタイミングで同じことをする、それの繰り返しです。
でもね、「毎年同じことの繰り返し」であっても、生徒は変わります。
「去年と同じ受験生指導」ってな感じでこちらがマンネリ化してはいけません。
受験生にとっては大事な大事な一年ですから。
生徒指導って思い通りにいかないことの方が圧倒的に多いです。
生徒自身も頑張っているんだけど、こちらの期待通りの伸びとはならないこともある。
また、つい気が緩んで頑張るべきところで手抜きをしてしまうこともある。
でも継続して取り組めている生徒は、時間はかかってもきちんと結果を残します。
普段の取り組みが不十分だと、それはいつか自分に返ってきます。
そういうことを理解させることができる指導者でありたいなといつも思っています。
2025年度、プレストにとっては第12期の始まりです。
今年度も全力で生徒指導を行えるよう、気持ちを引き締め、健康に留意しながら頑張りたいと思っています。
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